私は無知だ。知らないということは罪だ。私は罪人だ。
そもそも、唯一の被曝国である日本が、なぜ原発に頼ろうとしたのか、その経過を知らない。
無知な私の推測。
ABCD包囲網によって石油の輸入を止められた日本は、開戦に踏み切った。資源の無い国には、石油はライフラインそのものだ。そして備蓄の石油を使い果たした日本は負けた。
戦後、やはり資源が無いのに変わりなく、火力発電→やっぱり石油を使用、水力発電→ダム建設に巨額の投資が必要、風力発電→設置場所の風況が発電の採算に影響、風は気まぐれですからね~、これらに変わる夢のエネルギーとして、原発が考えられたんだろうな、って。戦後復興に燃える日本は、それに飛び付いてしまったのかなぁって。
使用済燃料棒をずうっと、地球が終わるまで管理してなきゃならないなんて、知らなかった。こんな地震大国なのに、いくら耐震設計したって、直下型がくればひとたまりもないなんて知らなかった。原子炉の下はあんなに複雑な配電や回線が張り巡らされていて、だぁれも、それを治す術を知らなかったなんて、知らなかった。国内で原発事故はたくさん起きてるなんて知らなかった。マスコミのスポンサーや、ACジャパンの役員が、電力会社社長で占められているなんて知らなかった。京大の原子力研究チームで、その危険性を唱えた人が、ずっと助教(助手)の冷飯を食わされてるなんて知らなかった。
田中正造も、キチガイ扱いされた。銅は外貨を獲得できる超スーパー商品だったから。
教科書で学んでたのに、わからなかった。
確かに恩恵を享受しました。豊かなことを当たり前と傲っていました。
ごめんなさい。私は罪人だ。
だから!
どんな未来が来てもはをくいしばり耐えます。そして、子供たちの未来が明るさで満ちる努力を致します。