人間て、そうそう変われないものなんじゃないかと最近思う。
ひどく辛いことや、苦しいこと、逆に喜ばしいことがあると、心がゆさぶられて、頭をガンとかち割られた気がして、生まれ変わったかのような気になるけど、その感傷はあんまり長くは続かない。
そうして又同じような過ちや、苦い思いや、忘れていた喜びに再会すると思い出す、そういえばそうだったよね。
今を大事に生きることが、未来へ繋がるとしても、今を大事にしたことで、未来が磨り減ることもあるだろう。今必死で選んだ答えが未来にどう影響してくるのかなんて、正直なところ誰にもわからないんじゃないだろか。
だから未来への辻褄を合わせるよう、努力するんだろうけど。
歴史に学んだはずでも、歴史は繰り返されるし、その都度そうだったよね、と思い返してその時のベストな選択をしてきたはずでも。
人間は貪欲で忘れるのが早くて、そうそう変われない生き物なんじゃなかろうか。だからここまで存続できたのかな、なんて思う。
じゃあどうするのって、わからない。やっぱり刹那に生きるしかないのかな、と思う。
フラメンコやっていると、一瞬とか刹那に何かが凝縮されてるなって感じることがよくある。変われない本質を飛び越えられるものが、その一瞬の爆発力なのかな、とも思う。
だから踊りたくなるのかな…
なんだかとりとめなくなってきたので、この辺でお開きにします。