私は白黒バッサリつけてしまうほうで、思い込みも激しい。けれど、時としてその短絡さが、自分の感じ方と違う人たちへの刃となってはいないだろうか。白でも黒でもいーじゃん、という広いところに居られないんだろうか、私は、、、
見渡せば、至る所にそんな偏ったものの見方は転がっていて、意識の上でも無意識の中にも、それはそれはたくさん。自分にうんざりするくらい。
ある日何かのきっかけで立ってる場所なんて簡単に変わる。今まで自分が関係ないと思っていた場所にポンと放り込まれた時、ああ、ここから見える景色はこうだったんだ、と気付く。そこにはそこの世界の紛れもない真実が、がんとして存在している。そうしてそこからの眺めは、悲しいものだったりする。知らないというのは愚かなことなのだと思い知る。
この世はいつだって「まさか!」が溢れてる。表裏一体で、しかも複雑に絡まっている。人知を超えている。
だから、どーでもいい。白黒つける意味がない。今日は白だけど明日は黒かもしれないし、ピンクになってるかもしれない。ギスギスしたくない、広く大きくどこまでも広がって、境目がなくなるほどに滲んでいってしまいたい。
そんなことを思いました。