ロンちゃんが息を引き取ってしまった。
足腰に力が入らず、昨日は1日寝たきり、チュールと水はかろうじて摂取できたが、今日にいたっては水もなにも口にしようとしない。
昨日食べさせている途中に、詰まらせ、引きつけを起こしたのが怖くて、今日は無理にやらずにいたが、飲まず食わずで、寝たきり、呼吸も浅い。心配で、動物病院へ連れていく。鼻からチューブを通し胃に水分やエサを入れることで、意識が上がることもあるといわれ、すがってしまった。
結果、私のチューブからのエサの摂取中に喉を詰まらせ、亡くなってしまった。
私が助けてやる、と驕っていたせいだ。
あのまま、静かに眠らせてあげていた方が良かったのに。
ハリーの時も母の時も学んでたはずなのに。助かるかもしれない、助けたい、という我欲が結果命を奪ってしまった。
ごめん、ロン。
道行く人に愛想良くすりすりし、たくさんの人に可愛がられてた、近所の看板猫だった。時々脱走するクウとは仲良しで、つるんで遊び、他からやってきた野良を2匹で撃退していたこともあった。可憐な声でエサをねだり、私のお古のセーターにくるまって寝てた。
一度、うちの玄関を覗いていたことあったよね。あの時、招き入れていればよかったな。
体調悪そうな時に、もっと早く暖かい部屋で過ごさせてあげれば良かった。
後悔は尽きない。健気に生きたロンちゃん、失ってしまいほんとにつらい。
ロンちゃん、たくさんの人を笑顔にしてきたね、がんばってくれてありがとう。私との時間を、ありがとう。