一年。

丑三つ時にこんばんは。
確定申告に追われておりましたが、ようやく目処が立ってきました…
領収書との格闘は、数字の苦手な私にはシンドイ作業ですが、過去を鮮明によみがえらせてくれます。
一見平凡な日常の連続の中に、実は幸せがあったこと。
灯り、水、食べ物、その他モロモロ、あって当たり前のように享受していた甘さ。
システムに依存する危険性、だけど、打破できない自分…
みんな物を作っていて、その道のエキスパートで。物々交換できちゃったりして。時計職人や、コロッケ屋さん、医者や弁護士、先生も生徒もみぃんなそこにいて、そこを少しでも良くしようと、みぃんな積極的に参画して。
子供は、みんなで育てあげるような、お節介な環境で。
老人も、こぞってみんながお世話するような、あったかいところで。
そんな小さくてもギッチリ詰まった楽しい共同体が、そこかしこにあって、共同体同士は、横に緩く広くつながっていて。
国境も、だから無いんです。
あるのは人を求める心と心。
こんなこと夢想する私は、弱いのでしょうね…

3月です。。。

平常心でいることは難しいですね、日々修行の人生です…不完全で不器用な人間なもので、いつも許しを乞いてます…
先日、大雪の中、パコ・フェルナンデスさんのカンテクルシージョに行って参りました。
カンテ初心者以下の私は、末席にコッソリ加えていただく目論見でしたが、1人ずつ歌わされたりで、いゃあな汗たくさんかいてしまいました
が、パコさんはとても乗せ上手、楽しく学ばせていただきました。
ノリがいかに大事であるか、それを無視しては踊れないこと、息継ぎのタイミングや、力を込めて歌う箇所は全身を使って表現するなど、とぉってもわかりやすく教えてくれました。
で、思いました。
やっぱ、リズムの勉強と同じくらい、スペイン語は必須だなと。
スペイン語のイントネーションやら発音やらニュアンスやら間合いやらの上に歌が乗っかっているのだから、そしてその歌に踊りが乗っかるのだから、やはりそこは避けて通れまい、と思いました。
ジェロも日本語上手いし…
継続は力なり、細々とでも頑張ってみよう、と思った3月なのでした。
今日は、H切さんが、元気のなくなったシクラメンの代わりに「幸運の黄色い彗星蘭」と表示のある可愛いお花を持ってきて下さいました。

しかも、鉢の下の方の表示に「フォルトゥーナ」と書かれあるではないですか!
fortuna menta、スペインにいた頃、これが私の定番でした。
懐かしいなぁ~
やっぱりスペイン語やるべしの暗示かな⁈なんて思っちゃいました。
この彗星蘭、スタジオにも幸運を運んできてくれるような気がしています

しびれることば

物事には時間がかかるし、新しいことを学んで、一晩ですぐできるってもんじゃない。ちゃんとできるようになるには、そいつが身体に入り込んで、血の中まで染み渡らないとダメだ。そうならないと本物の音楽はできっこないんだ。
マイルス・デイビス自叙伝より